いろいろな介護サービス

働き盛りの人の「親に介護が必要になったら」

今回のテーマ「いろいろな介護サービス」  No.3   発行6/25/2021

介護サービスには、介護度(認定)によって受けられるサービス限度額があります。これを利用限度額といいます。一番重い介護度5の場合、1か月あたり36,065単位(金額換算でおよそ36万円)のサービスを受けることができます。これは在宅時の介護サービスで施設サービスの場合とは異なります。あくまで介護保険制度における限度であって、保険外による自由なサービスの選択もあることを認識しておきましょう。

介護サービスには大きく2種類あります。ひとつは自宅でサービスを受けられるいわゆる「在宅サービス」というもの。もう一つは施設に住み替えて包括的に介護サービスを受ける「施設サービス」があります。この他に、民間が経営している有料老人ホームや市区町村認可の「認知症グループホーム」で包括的な介護サービスを受けることができます。

住み慣れた自宅で介護を受けて過ごす際には、廊下やふろ場に手摺を設置し安全に過ごすための住宅改修補助のサービスを受けることができます。また、車いすや介護ベッドのレンタルも介護保険のサービスとして利用できます。但し、車いすのレンタルは要介護2以上の人が保険適用となります。(図 3-1.)

また、介護保険外のサービスとして、配食サービスなどもありますので詳細は地域包括支援センターで確認して下さい。各自治体で独自のサービス提供になっています。

(図3-1.)

3-1.介護サービスの種類 図

以上

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