3人の生活(夫婦+ワン)

 

 両親の他界、二人の子どもの独立、そして妻の仕事定年と一緒にやってきたのが、愛犬柴の「ハル」です。妻が一緒に暮らしたいと2012年の春に我が家にやってきました。子どものハルがやってきたことで、家の中でオシッコをするは、家具をかじるはと毎日が大変でしたが、その後のハルとの3人暮らしは生活に潤いを与えてくれるものとなっています。それは、単なる可愛いというだけでなく、家族の一員となっているからです。一緒に暮らす中で人間の子どもと同じようにお互いに育て、育てられ目に見えない何かをお互いに得ているのではないでしょうか。食事や散歩、おもちゃ遊びの中から、思いやりが生まれます。

そのような、ワンちゃんと人間(飼い主)の関係の一部をご紹介しましょう。

  • 家に帰ってくると、玄関に尻尾を振って愛くるしく迎えてくれます。1分間ほどの短い時間ですが、本当に家族の一員という実感ある時間です。まるで幼少時期の子供を思い起こさせるものです。また家から外出する際には、カーテン越しに見送ってくれます。やはり寂しいのでしょうか。年老いても飛びついてくれるのを楽しみにしています。
  • 通常ワンちゃんは、よく寝ています。散歩や食事以外の多くの時間はソファや床の上で寝ています。安心して寝ている姿は、子どもの寝顔と同じです。遅く帰宅したあとに幼少期の子どもの寝顔を見て気持ちが安らいだのを思い出します。
  • 同じワンちゃん仲間でも、相性の良くないワンちゃんには、「吠える」ことがあります。人間は吠えませんが、やはり相性の合わない人を遠慮するのは同じですね。
  • ハルちゃんの散歩に出かけた時、たまに機嫌が悪いときがあるようで、無理やりリードを引っ張った際に、私の脚にガブリと噛みつきます。妻も同様で、キズあとが絶えません。基本的な躾は大切ですが、人間の子どもと同じで、嫌なことがあると怒ることは同じだと思っています。多分、人間の大人の方に原因があるのでしょう。そんなことがわかると、噛みつかれても最近は怒らなくなりました。こちらも痛そうな顔をするとハルも悪かったと思うのか、噛みついたあとは申し訳なさそうな顔をしてすり寄ってきます。ちゃっんと心は通じ合っているんですね。

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