リーダーへの心得 (1)
※生活態度 = 「生きる目標をどこに置くか、 毎日の生活のリズムをどのように設定するか、他人・社会との関わりはどう有るべきか、自分をどうやって磨き高め豊かにしていくか、などの基本的な問題について考えた上で過ごす毎日の生活のしかた」 (新明解国語辞典・第五版)
・ 上司の役割で一番大事なことは、「チームの構成員をエンカレッジ–勇気つげる、元気づけることです。それには全員がそこに向かっていけるような共通の目標を作る」ことですね。 (松下電器中村邦夫社長)
・ 経営幹部に求められることは、「自主的に考える」ということ。
・経営陣が考えた方針や戦略を、具体的に現場の社員に落としこむ力が弱まっている。(ブリヂストン 渡辺恵夫社長)
※学習とは 「自己啓発による精神の錬磨である」 (P.ドラッカー)
※トレーニングとは「若いときに苦手なことをいっぱいやることです」 (インデックス会長 落合正美)
・リーダーの最も大切な役割とは「進むべき方向をきっちり明示すること」だろう。「組織が常にいいリズムで回るように仕向けることこそリーダーの最大の仕事」だ。(アサヒビール 池田弘一社長)
・「右手にロジック、左手に仮説、胸に信念、心は浪花節、そして、執念の粘り腰」 = 上司のあり方 (ヤマハ発動機 梶川隆社長)
- マーケテイングの役目は、「エンジニアの思いをお客さんに伝えること」
(ソニースタイル・ジャパン 佐藤一雅社長)
・「ビジネスに関する感性とは何か」を考えると、僕は人を巻き込んでいく力だと思う。(藤巻幸男 福助社長)
・「ブランドは、マーケテイングの道具ではなく、利益ある成長のためにある」(カルロス・ゴーン)
・「好奇心の満足に従事する仕事」はいくらやってもいやにならない。 (タウシッグ 米国経済学者)
・上司の一番の役割は何か 「多少の独断と偏見があっても早く結論を出す」
・結論なき組織はメンバーがいかに優秀であっても動くことはできない。(キャノン販売 村瀬治男社長)
- 「発明とは、驚きである」 (通信衛星の父 J・R・ピアース)
リーダーへの心得 (2)
※ イノベーション = その本意は文字通り「新しいやり方」であり、技術に限らず組織や販売など人間の活動全般にかかわるものである。 (高知工科大学副学長 水野博之)
- 課長の仕事は何か
商品、技術など事業の「競争力を強化すること」に尽きる。 (HOYA CEO鈴木洋)
※ マネジャーとは自分が預かっているヒト、モノ、カネの経営資源を使って最大限の成果を引き出す人
リーダーとは、経営資源の中でもとくにヒトを活かせる人。目標に向かって部下をリードしていける人のことです。 (オムロン社長 作田久男)
- スーパーエリートの条件
- リーダーシップ (スピーチ力を含む指導力)
- フェアネススピリッツ (指導者としての公正な精神力)
- ディシプリンとセルフコントロール (規律に裏づけられた自己抑制力)
- モラリティ (指導者としての確固たる倫理力)
- ノブレス・オブ リージ (社会奉仕精神)
(人材育成機構 取締役高橋鍵彌)
※ 「いいビジネスモデル」とは何か (市川アソシエイツ代表 市川周)
お客から銭(マネー)がいきおいよくとんでくるビジネスモデルがいいモデルだ。
- リーダーには二つの心構えが求められる (米ゼネラル・エレクトリック会長 イメルト)
一つは断固たる勇気と変革を進んで起こす力。もう一つは将来を楽観視できることだ。
※ 「最強ブランド」の条件 (LVMHモエヘネシー・ルイウ゛イトン社長 ベルナール・アルノー)
・永続性 ・強力なキャッシューフロー(現金収支) ・安定成長
- 「個人-己を述べることが、そのまま世界を語ることにつながる者、それが詩人というものだ」 (トーマス・マン)
- 「大学というところは学問へのきっかけを作る場所である。少なくともその雰囲気に触れ、生半可な学問と真の学問との区別くらいを覚えるところである」 (北杜夫 「どくとるマンボウ青春記」)
- 経営をよくするということは、バランスシートをよくすることなんです (キャノン社長 御手洗冨士夫)
※ 芸とは、「他人が簡単にできないことを、そつなく効率的にやって見せたり、他人がちょっと真似することのできない技を人前でやって見せたりするスマートなパフォーマンス」です。 (「新明解国語辞典」 (第六版))
※ 医学とは、「患者を医やす学問」と言う意味
リーダーへの心得 (3)
- 「死とは、モーツァルトを聴けなくなることだ」 (アルバート・アインシュタイン)
※ 学ぶとは、教わることではない。対象物からその本質を、自らの能力をもって学び取ることである。 教師が伝授可能なのは知識だけで、そこから何ものかを創造する責任は、師匠の教えを消化し、血肉と化してそれを使う弟子の側にある。 (中野 雄「モーツァルト 天才の秘密」 文春新書)
※ マネジャーに求められるのは
「より大きな組織」を動かすことよりも、異なる環境のなかで、さまざまな課題を解決する能力です。 ロレアルのマネジャーの最大のモチベーションは、「次の課題です。 次にどんな面白い仕事ができるか」、これにつきます。 (日本ロレアル社長 J.ザムザイル)」
※ マネジャーに求められるのは
膨大なデータをもとに戦略を考えて迅速に意思決定を行う能力です。 (デル日本法人社長 浜田宏)
・ 実業とは何かというと、お客様をハッピーにすること。
・ 人間が精神的に健康である条件
・ 自分を客観的に眺められる能力
・ 物事を保留(ペンディング)しておける能力
・ 秘密を持てる能力
・ 物事には別解があり得ると考える柔軟性 (春日武彦 精神科医)
※ 教養の原点とは
人間としての「分を弁(わきま)える」こと。 教養は一部のエリートの独占するものでなく、「人とのかかわりの中で生きる際に最低限必要なモラルとして、社会全体に広がるべき」だ。 (村上陽一郎 「やりなおし教養講座」NTT出版)
- 「以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている」 (羽生 善治「決断力」)
- 帝国ホテルの管理職に求められる能力の第一は、部下を心底ハッピーにする能力なのです。 企業理念というミッションを、パッションを持って臨機応変に表現できる管理職こそ、帝国ホテルが理想とする管理職像なのです。 (帝国ホテル社長 小林 哲也)
※ マネジメントは、人にかかわることである。 (P.F ドラッカー)
※ トップとしての役割は
「企業の戦略とビジョンがしっかりしているか見極めること」 (エルメス共同CEO パトリック・トマ)
亡国の悲劇とは人材がいないがゆえの悲劇ではなく、人材を活用するメカニズムが機能しなくなるかゆえの悲劇である。 (塩野七生)
リーダーへの心得 (4)
※ ビジネスとは
顧客に価値を提供し、その対価を得ることである (相手のメリットを考えることが「商売の基本」である)
- 管理職というレベルで考えると
「部下の能力を見極めたうえで、やる気を引き出し、自由闊達で活力ある組織がつくれる人」が理想です。(高島屋社長 鈴木 弘治)
- リーダーにとって必要なことをもうひとつ。それはつねに健全な危機感を持つということです。(シャープ社長 町田 勝彦)
※ コーチング
語源は馬車。部下のやる気と能力を引き出すコミュニケーション術である。
- 歴史認識とは
自己認識であり、「われわれはどこから来たのか、今どこにいるのか、これからどこに行くのか」を問うことだ (中村 政則『戦後史』岩波新書)
※ 経営能力とは
入りと出の辻褄を合わせることである。社員側や取引先の都合で数字が叶わない場合にも、合法な総てのことをして不足分を掻き集めて、平然としていられる力。それ以外ではない。 (日垣 隆)
- 決してうつむいてはいけない (ヘレンケラー)
※ 優れたリーダーの条件は
いっけん矛盾する二つの要求を同時に満たすこと(米経営学者 ジム・コリンズ)
- すぐれた経営者が育つのは「上司と部下の間柄というよりは、むしろ師弟の関係」からである。
(三品和弘編著 『経営は十年にして成らず』東洋経済新報社)
- 「リーダーと普通の人たちの差は一定である。リーダーの仕事ぶりが高ければ他の仕事ぶりも高くなる」 (P.F.ドラッカー)
- 「原因というのはうまくゆかないもののことである」 (ラカン)
- 健全な人というのは、
「自分の世界が広がってゆく人」 (内田 樹 神戸女子学院大学教授)
- 芸術家は、ステージで己れの芸を披露し、金と時間を費やしてそれを鑑賞しようとする観客の、批判と共感を糧として成長する。 (中野雄 著 『モーツァルト 天才の秘密』文春新書)
※ CIOの役割とは
どうやってIT(情報技術)で企業経営を支援するか、どうすれば業績拡大にITが貢献できるかに責任を持つ経営職と定義できる。 (ガードナージャパン グループ バイスプレジデント 山野井 聡)
- 意欲は、ほとんどの場合、単なる才能に勝る
(ロッキード・マーティン元会長兼CEO ノーマン・R・オーガスティング)
(注意:この資料は1990年代のものです)
印刷される方は→ 時代が変わっても生きるメッセージ(1)